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航空大学校について

理事長挨拶

理事長挨拶

 

                                              
理事長  航空大学校は、昭和29年7月に運輸省の附属機関として設立され、以来、我が国唯一の公的な民間操縦士養成機関として約4,000名以上の卒業生を送り出し、その多くがエアラインパイロットとして民間航空業界の中核で活躍しております。

 1903年のライト兄弟が成功させた動力飛行機による飛行でパイロットの仕事が生まれましたが、民間パイロットが多数必要になったのはここ40〜50年のことでしょう。
 昨年度は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、航空会社が影響を受け、運航回数が減少していますが、人・モノを輸送する飛行機の重要性は変わるものではないと考えています。

 飛行機も時代の変化と共に自動化、ハイテク化が進み、ハード面での進歩は目を見張るものがあります。そして近年は、如何にしてヒューマンエラーを消していくかという課題に直面しています。この流れを振り返ると、普遍的に求められるパイロット像としては、優れた操縦技術だけでなく、深い知識そして物事をしっかりと見極める力、更には人格等も併せ総合的に高めていく必要があると考えています。  

 現在、新型コロナウイルス感染症の拡大により航空輸送が大幅に減少している状況ですが、終息後には航空需要の回復・増大が予想されます。
 また、2030年頃にはパイロット不足となることも予想されています。

 航空大学校としましては、我が国航空会社の基幹的要員となる質の高い操縦士の養成、私立大学等の操縦士養成機関への技術支援等を着実に実施することにより、引き続き我が国の航空輸送の安全・安定に貢献して参りたいと考えています。



独立行政法人航空大学校 理事長 井戸川 眞