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卒業生からのメッセージ

第16回生前期(航空大学校 監事) 齊藤 敏己


航空大学校時代の思い出(1969年4月 入学)

40年程前の話、確か授業料1万8000円(年間)だったと思います。今の30分の1以下でした。日本経済が高度成長の始まり、日本全体そして航空界・航空大学校も明るい将来に全力疾走(モーレツ社員)の時期でした。今ほど細かな教育規定がなく教職員も手探りの状態で、入学当時航法教官の「卒業は同期全員でYS-11(学校所有機)で世界一周の操縦・航法訓練に行きます」に胸をワクワクさせていました。残念ながら実現しませんでしたが今でも当時の胸の高鳴りを覚えております。

以前の仕事(日本航空 機長)について

JALの機長になって20年程、訓練・審査関係に携わり世界中の国を飛び回っておりました。月のうち15日以上異文化の中で生活しており、異なる文化・習慣に接し多種多様な価値観を知り、又それを認めることにより私の人間幅が広がった気がします。若い人には是非パイロットの職業に挑戦し、こころ豊かで楽しい人生を作ってもらいたいと思っています。

現在の仕事(航空大学校 監事)について

PILOT人生、航大に始まり航大で終わる幸せを感じております。航大監事の本来の仕事は、航大が法に基づいて運営されているかを監査することですが、やはり可愛い後輩学生の訓練に関心がいってしまう。私の一番の仕事は、微力ながら学生にとって『魅力のある明るい学校 10年後、オレの母校』と誇れる航大にする事と思っています。

受験生へのメッセージ

これからのPILOT・機長は、現在も同様ですが、技量・技術より人間個人の魅力による人マネージメント能力を要求されます。これから航大を目指す皆さんは、人間の幅を広げるため、相手の人間を常に『肯定』し相手の人格を認める行動を心がけてください。『否定』からは、何も生まれません。『肯定』により自分の人間幅が広がります。




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