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学生からのメッセージ

57回生V期(宮崎課程 修了) 藤井 亮大


航空大学校を受験した理由

幼い頃、父と搭乗した飛行機でコクピット内を見学させて頂いた経験が初めてパイロットを意識した時でした。それからはパイロットになることに対して漠然とした夢でしかありませんでしたが、大学に入り、実際に様々な職業の中から自分の進路を真剣に考えた時、最も魅力的に感じたのがパイロットという職業でした。実家が九州ということもあり、航空大学校の存在は早い段階から知っていたので、最も実績があり多くの優秀なパイロットの方々を輩出している本校へ進むことを決めました。

訓練について

最初は何から手を付けていいのか分からないまま、目の前にある課題だけをクリアしていくのに精一杯でした。それでも訓練を続けていくうちに段々と訓練の意味や概況が分かり始め、教官の意図することを少しずつ理解出来るようになりました。はじめは分からなかった自分の進捗状況が分かり始めると達成感を得られるようになります。決して楽な訓練はありませんが、「楽しい!」という感覚を得られた時の気分は格別です。訓練で大切なことは、自分の周りの人たちと経験を分かち合うことです。特に失敗談は些細なことでも同期に話しています。一人の経験だけでは訓練を乗り切っていくための知識や技量を獲得していくのは困難だと思います。普段から同期や先輩方、教官方、後輩含め、周りの人と訓練に関してどんな内容でも話し合える関係を築いていくことが重要だと思います。

受験生へのメッセージ

自分がこれまでの訓練で感じた中では、特別なセンスが必要だとは思いませんでした。ただ、自分の周りにはパイロットになりたいという熱い気持ちを持つ人たちが集まっています。そういった熱い気持ちを持ち続け、健康な体を維持し、常に挑戦することを恐れなければ、誰にでもチャンスがあると思います。また、入学後には横の繋がりだけでなく、本校特有の非常に強い縦の繋がりを感じることが出来ます。多くの教官や本校出身の現役又は引退されたエアラインパイロットの先輩方と接する機会を持つことができ、視野を広げ自分を高められる環境にあることが本校の魅力の一つであると思います。

休日の過ごし方

平日の5日間、朝から晩まで訓練のことを考え過ごした後の週末は格別です。みんなそれぞれ最高の週末にするべく、各々のやり方で休みを堪能しています。北海道では特に自然に触れる機会が多く、冬の夜空に輝く星を見ながら入る露天風呂は最高でした。宮崎では寮が市街地に近いこともあり、美味しいお酒と食べ物を求めて街に出掛けることが多かったです。しかし、休養の時間であっても、おのずと航空の話題になることも多く、そういったリラックスした話の中で重要なものが得られることも多いと感じています。

将来について

航空大学校では、操縦技術の習得はもちろんですが、訓練や寮での集団生活の中で今まで気付いていなかった自分自身を知ることができます。また、自分の周りに対しても可能な限り視野を広げ「気付き」の出来るよう努力しています。常にそのような「気付き」を大切にし、日々自分と向き合い、一歩ずつでも成長していくことのできるパイロットを目指します。また、本当に多くの人たちに支えられていること、幸運にもこうして夢を実現する環境にいることに感謝してこれからも努力していきたいと思います。



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