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学生からのメッセージ

55回生W期(宮崎課程 修了)吉田 善暁


航空大学校を受験した理由

二十歳になった頃、祖母に海外旅行へ連れていってもらいました。海外旅行が好きな祖母に初めて連れていってもらいましたが、聞けば年齢的に最後の海外旅行だったとか。祖母を自分の操縦する飛行機で旅行に連れていってあげたい、そんな思いからパイロットを目指そうと、航空大学校を受験しました。

訓練について

「飛行機の操縦って楽しそう」初めは簡単に考えていました。訓練が始まって甘い考えだったということを思い知らされるまでは。1日1時間のフライトのために前日から数時間かけて準備をし、確実にスキルアップしていかなければならないというプレッシャーに追われる毎日に、吐き気を感じることもあるくらいです。しかし、辛く厳しいことは確かですが、これを乗り越えていくうちにふと気付くことがあります。それは、やっぱり「楽しい」ってこと。たとえ辛くても、楽しいと思えることをやれている僕たちは、幸せ者ですね。

受験生へのメッセージ

パイロットへの道を切り開くための試験は長期にわたります。中途半端な気持ちでは到底乗り越えられません。必要なのは「自分はパイロットになるんだ」という気持ちです。特別な才能などはいりません。誰よりも熱く強く思うことが大きな一歩です。確固たる決意と情熱をもって道を切り開いてください。

休日の過ごし方

休日はカレンダー通りの土日祝日です。花金なんて言葉が昔ありましたが、僕たちは今でも使っています。休みの日はほとんどの学生が寮を離れて遊びに出掛けます。カラオケやボーリングに行って気分転換する者、各地のグルメを巡って舌鼓を打つ者、温泉やマッサージへ行き日頃の疲れを癒す者、とさまざまですが、年長者組の僕は専ら温泉巡りをしています。

将来について

祖母を旅行に連れていくという夢を叶えるため、エアラインのパイロットになるため、ひたすら努力するのみです。まずは航空大学校を卒業すること。ひとつひとつ目標をクリアして、夢に向かって前進していけたらなと思います。



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